【金属造形】
なんと?! 3Dプリンターで量産!! 金属3Dプリンター製サメ型マルチツール「ワトソン君」を製作
きっかけは合同会社AtelierShark 様からの「新製品として家鍵サイズのマルチツールを検討しており、金属素材にサメ革を貼り合わせたもので完成させたい」との1通のメールでした。
代表の時井様のサメへの情熱は暑く、サメの歯部分は「カートンオープナー」・対ヒレ部分は「毛抜き」・サメ肌は「爪ヤスリ」の3機能はサメの生物特性と親和性が高く特に大切にしたいという思いをお持ちでした。
弊社もその熱い思いにお応えするべく、また金属加工のプロとして様々なアドバイスをさせて頂きました。サイズや素材、機能の追加による最適な加工法、表面処理、革貼り方法等、何度も何度もご提案と打ち合わせを重ね、実に半年もの時間を掛けて量産へとこぎつけたのです。2000個以上の量産の為、従来なら鍛造金型にて打ち抜き生産できるのですが、8つの機能を生かす事が金型では不可能だったのです。そこでご提案したのが3Dプリンターでの造形。一般的な「3Dプリンターは試作機向きで量産は金型」の概念を打ち破り量産造形を成功させました。
造形姿勢・サポート量を最適化。1回の造形で多数個取りを可能にし単価を抑えながらも機能を生かしたサメ型マルチツール「ワトソン君」が完成しました。
合同会社AtelierShark 様のクラウドファンディングは大成功をおさめ、多くの皆様に愛されている「ワトソン君」。サメ界隈で話題沸騰中です!