伊福精密での3D金属造形の取り組み
伊福精密での3D金属造形の取り組み
お客様が3D金属造形サービスを、もの作りの選択肢の一つとして、最適にご利用いただけるように、伊福精密は全面的にサポートさせていただきます。3D金属造形と通常の切削加工との違いやメリット・デメリットの理解、材料の選定方法とコストの考え方、必要なCADデータと対応データ形式、その他必要な専門知識の共有や資格取得、最終的には試作から量産までのサポートまで、お客様に3D金属造形サービスに対するご理解を深めていただけるように、プロジェクト単位でお客様と一緒に取り組んでまいります。
3Dプリンターの基礎
3D金属プリンター(AM)の設計基礎
後処理し易い造形
造形姿勢、配置の作成
3D金属プリンター(AM)の設計基礎
プログラムレビュー
1. 知識の共有
3D金属造形サービスを導入する為に必要な知識を共有させていただきます。3D金属プリンターの基礎から特性、造形物の設計方法等をご理解いただけるようサポートいたします。
- 選任のプロダクトマネージャー
- 1~2名の少人数
- 週に1時間、対話型のミーティングとコンサルティング
- お客様の部品を実際に使用したトレーニングも可能
- ビジネスの事案を直ちに特定できます
2. 選択(工法、素材)
3D金属造形と通常の切削加工との違いやメリット・デメリットを理解いただき、最適な造形方法を選択できるようになることと、素材の種類や特性から製造設備を選択できること、3D金属プリンターの製造方法をご説明いたします。
製造装置と製造工程から選択する場合
(1)製造工程選択 | (2)サイズ選択 | (3)素材選択 | (4)製造設備決定 |
---|---|---|---|
3D金属プリンター (AM設備/3DP) |
250×250×250㎜ | マレージング鋼 | ・PDF-SLS ・Sodick ・OPM-250 |
ステンレス合金 | |||
AM以外の工程 | 90×90×90㎜ | AL合金 | ・PDF-SLS ・Comcept Laser ・Mini-Lab-R |
5AX_MC | 6-4チタン合金 | ||
3AX_MC | ステンレス合金 | ||
複合旋盤 | 17-4PH合金 |
3D金属プリンターの製造方法の分類
加工技術のタイプ | 加工方法 | 技術の例 | 素材 |
---|---|---|---|
液槽光重合法 (Vat Photopolymerisation) |
液槽に入れたフォトポリマー(光硬化性樹脂)を光感受重合によって固めていきます | ・光造形法(SLA) ・デジタル光加工法(DLP) |
・ポリマー ・セラミックス |
材料噴射法 (Material Jetting) |
液状の材料のしずくを噴射して固めていきます | 3Dインクジェットプリンティング | ・ポリマー ・複合材料 |
結合剤噴射法 (Binder Jetting) |
液状の結合材を粉末材料に噴射して固めていきます | 3Dインクジェットプリンティング | ・金属 ・ポリマー ・セラミックス |
材料押し出し法 (Material Extrusion) |
材料をノズルまたは穴から押し出します | 熱溶解積層法(FDM) | ポリマー |
粉末床溶解結合(粉末積層)法 (Powder Bed Fusion) |
平らに敷き詰めた粉末材料を熱エネルギーで 溶融結合させます |
・選択的レーザー焼結法(SLS) ・選択的レーザー溶融法(SLM) ・電子ビーム溶融法(EBM) ・ダイレクトメタルレーザー焼結(DMLS) |
・金属 ・ポリマー ・複合材料 ・セラミックス |
シート積層法 (Sheet Lamination) |
断面形状に切ったシートを貼り合わせていきます | 超音波圧密法(UC) | ・ハイブリッド ・金属 ・セラミックス |
指向エネルギー堆積法 (Directed Energy Deposition) |
材料を堆積させつつ熱エネルギーで 溶融結合させます |
レーザー金属堆積法(LMD) | ・金属 ・ハイブリッド金属 |
3. 設計
3D CADデータでの設計方法や仕様に関する知識をご説明いたします。
Solid Worksは、世界標準の3次元CADソリューションです。
4. 造形
3D金属造形における造形技術や前処理、後処理方法をご説明いたします。
5. 完成品
完成後の品質管理方法、不良率に関する知識をご説明いたします。
6. 認定
3D金属造形サービスに関する国際認定機関や業界認定機関への認定手続き方法について、手順や必要書類の準備方法等をサポートさせていただくことも今後検討をしております。